藤木 幸聖
作品名|みんなおともだち
本作は、2歳の息子による作品です。
息子にとって、周囲の人や物はすべて「おともだち」です。電車やおむつ、空や犬、すれ違う人にも自然に挨拶をします。私たち大人も、幼い頃はそうだったはずです。しかし、いつから好き嫌いが生まれ、偏見や差別を身につけてしまったのでしょうか。その社会の寂しさを、偏りのない幼い感性から大人が感じとれないかと思い、本作を出品しました。
「だいすきな絵を描いてみよう」と声をかけ、画用紙を渡したところ、小さな手で描いたカラフルな手形は、多様な人や感情のように見えました。画面に現れるぐるぐるは、“Q(Questioning)”―自分や世界を問い、彷徨う感覚を表している、母である私はそう感じました。黒い手形は、差別や不安、あるいは理解されにくい存在かもしれません。しかし、色と交わり、共に在ることで、黒もまたともだちになっていく。その過程こそが、多様性を受け入れる社会の原点なのではないかと、私は感じています。
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